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バガボンド 21巻 [新しいもの]

今回の新しいもの紹介は井上雄彦氏の『バガボンド』にする。

バガボンド 21 (21)

バガボンド 21 (21)

  • 作者: 井上 雄彦, 吉川 英治
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2005/10/21
  • メディア: コミック

超人気漫画バガボンドの最新刊が発刊された。発行日を見ると前巻から足掛け1年以上もの間が空いての登場となった。ストーリーを単純に追い求めるのでは読者としても芸がない。武蔵の勝負にかける真剣さ、悩み、真理への憧憬、思考を揺さぶる何物か。生きて行く途上において誰しも真剣勝負の瞬間がある。刀を付き合わせることだけがそうなのではない。駆け引きも、会話も商売も芸術も悶々たる苦悩を親として生み出されるものが少なくない。
人間武蔵は勝負を先とした。賭けるものは命。命を糧にして強くなっていった。現代社会で命を糧にして生きるということはありえるだろうか。

ふと考え込んだ…。


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銀鏡反応

人生は全て真剣勝負。生半可な根性では最後まで生をまっとうできない。ましてや今は「勝者必勝・敗者必滅」の厳しい時代である。’80年代までのバブリーな精神では、最早この世知辛い時代を生きぬくことは出来ない。自分の思想・生きかたしっかりとを持ち、自分を律し、時流に流されず、人生の途上で何があっても、堂々と乗り越えて、人生の最終章で勝利の勝ちどきをあげてゆくのだ、と、決意を新たにするきょうこのごろです。
by 銀鏡反応 (2005-09-30 18:32) 

arukakat

大都市圏に大地震がくれば、そうなりそうですね。
民衆のレベルからして、暴徒化は必至。
ん、ネガティブですね、すみません。
by arukakat (2005-10-01 22:26) 

しゃくれアゴ

わたしも買って読みましたよ~。
あまりに前巻発売から間があきすぎていて、ちょっとストーリー把握に時間がかかったりしましたけど。

銀鏡反応さんと同意見です。
「人生は全て真剣勝負」ですね。
でも、がんばりすぎると、疲れちゃうから、ほどほどに・・・って、真剣勝負になっていないかな? (^-^;;
by しゃくれアゴ (2005-10-02 15:44) 

参明学士/PlaAri

★銀鏡反応さん、人生の指標となるような思想と出会うのがなかなか難しい時代のようですね。思想の確かさをどこに求めるか。その辺りも現代の難しさだと思います。武蔵が彷徨うように現代人も生き方、正しさのありかを彷徨っています。当然、精神や心の分野の専門家である哲学や宗教が出番であるはずですが、それらにはインチキが目立つため各個たる地位を社会に築けないでいるのかもしれません。

★arukakatさん、そうですね。大災害や天変地異が起きた時にこそ人間の本領は発揮されます。せめてアメリカのようにはならないように願いたいですね。

★しゃくれアゴさん、大分前回からは間が空きましたよね。私もストーリーがさっぱり頭に入っていませんでした。面白さ以上に考えさせられることの方が多かったかもしれません。
真剣勝負のことを真剣に考えた武蔵に最敬礼したいと思っています。
by 参明学士/PlaAri (2005-10-03 16:23) 

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