シンプルさには何かがある [思索の散歩道]
読んでいる本もそう。歓喜とか、そういうのがなかった。ここ最近読んでいる本をざっと並べてみよう。
- 作者: カント
- 出版社/メーカー: 岩波書店
- 発売日: 1961/08
- メディア: 文庫
- 作者: プラトン
- 出版社/メーカー: 岩波書店
- 発売日: 1979/01
- メディア: 文庫
でも、ここ最近で一番面白かったのは↓です。
シンプルだけど良かった。わかりやすいんですよ。それがいい。一人のシンプルな生き様が伝わってくるからいいんでしょうか。
流行りものの本は読み応えはイマイチですが、一応こんなのも↓読みました。
さおだけ屋はなぜ潰れないのか? 身近な疑問からはじめる会計学
- 作者: 山田 真哉
- 出版社/メーカー: 光文社
- 発売日: 2005/02/16
- メディア: 新書
あと、↓も相当シンプルに出来ています。1時間もしないで読めます。ついつい愚痴が多くなる方にはおススメかも。
私の推薦本は「エルマーと16ぴきのりゅう」です。お試しあれ。(^^)
by kyao (2005-09-29 19:49)
どれも面白そうですが、連発は辛そうなラインナップですね。
明士さんは、たぶん「バカ姉弟」にハマると思いますよ。
ある記事を読んで、「この漫画の中に明士さんが出てきてもフシギじゃないな」なんて思ったので・・。
by arukakat (2005-09-29 20:25)
「国家」とか「ソクラテスの弁明」とか、読むのに極めて精神的なパワーのいるラインナップですね。お疲れになるのも、分かります…。
わたしも最近、「脳と創造性」(茂木健一郎著・PHP研究所刊)を読了しましたが、このホンも内容が高度で(といってもエッセイ風なので多少は読み易い)読むのにパワーが要りました。少なくとも「ソクラテスの弁明」や「共産党宣言」よりははるかに易しいと思いますが…。
ところで明士さん、私のおすすめは「ピーターラビットのおはなし」と「星の王子さま」(これは池澤夏樹訳が最近出ていますが、おすすめするのは内藤 濯による、岩波から出ている名訳のほうです)です。宜しかったら是非お験しを。
by 銀鏡反応 (2005-09-29 21:34)
思いっきり絵本で「あいうえおうさま」(寺村輝夫・作 和歌山静子・絵)とか、
ちょっと大人で「モモ」と「はてしない物語」(両方ともミヒャエル・エンデ・作)とか。自分の持ってるのばっかり(^^;)
by (2005-09-29 22:14)
国家とか共産党宣言とか、読んでみたい本なんですが、
体力の必要な本たちですよね・・・はぁ。
by オサルノカゴヤ (2005-09-29 22:28)
絵本なら「ぐりとぐら」とシリーズは如何?
我が家は毎週図書館通いしてまーす!!!
by かんび (2005-09-30 00:34)
★kyaoさん、『エルマーと16ぴきのりゅう』、是非読ませて頂きます^^
★arukakatさん、『バカ姉弟』ですか。どんなマンガなのでしょう。興味シンシンです。立ち読みできるでしょうか??
★銀鏡反応さん、『ソクラテスの弁明』は非常に優れた本だと思います。人間がいかに成長していないかをはっきり知ることができます。何せ現代人の他者に対する脅かし、陥れ、謀略となんら変わることのない本質が書かれていますから。賢者はいつも愚か者に袋叩きにあう構図なのでしょうか。ソクラテスもアリストテレスもガリレオもフロイトもマルクスもユゴーもトルストイも菅原道真も日蓮も大塩平八郎も坂本竜馬も大久保利通も内村鑑三も。
『共産党宣言』の良さは情熱を感じるところです。マルクス・エンゲルスのほとばしる社会改革への熱を感じますね。内容は賛意しかねるところもありますけれど。人類の歴史は階級闘争の歴史と彼らは述べています。それはある種、事実として間違えてはいない認識だと思います。ですが階級闘争を起こす原因である「人間とは何か」という命題にはすっきりとした答えを提示しておりません。唯物的な思考法は物事を見る一つの角度でしかないと私は考えています。人間の幸・不幸を社会制度によって位置づけようとする試みは恐らくうまくいかないはずです。何故なら社会的平等は個性の平等を導きませんし、それほど人間の精神活動は単調とは思えないからです。その意味で後の賢人がさらに共産主義の本質を強化・発展させるべきだと思うのです。
『脳と創造性』って今出ていますよね。買おうかと迷いました。
そして一番迷っているのが実は『星の王子さま』なんです。昨日も買う寸前まで行きました(笑)やっぱり欲しいな…。
★ありしあさん、『あいうえおうさま』を是非読んでみたいです。図書館にあるかな。探そう^^
★オサルノカゴヤさん、確かに『国家』は体力が必要ですね…。『共産党宣言』は非常に簡素でシンプルに出来ていますからこちらの方が読みやすいはずですよ~。『純粋理性批判』は半端ではなく疲れます(爆)
★かんびさん、『ぐりとぐら』シリーズですか!探してみます!!!
by 参明学士/PlaAri (2005-09-30 10:17)
「純粋理性批判」、「共産党宣言」、「ソクラテスの弁明」は学生時代に読みました。
でも、一切記憶にございません。
情けない話しです。
それから、「ぐりとぐら」はぼくもお勧めです!
by Norry (2005-09-30 16:45)
げげっ、うーん、難しい本ばかり読まれてますね。
私なら、途中で放り出してしまいそう。
さくらももこさんのエッセイは、私も好きです。電車のなかで読んでいると
思わず笑いがふきだしてしまいそうです。
「大きく考える人は成功する」を読んでみようかな。
by norinori (2005-10-01 01:17)
共産党宣言。。確か我が家にも埃をかぶった一冊がありますよ。。昔は純粋な気持ちで呼んだのですけどね。。
by (2005-10-02 12:43)
http://blog.so-net.ne.jp/arukakat/2005-06-10
紹介記事がありましたあ、バカ姉弟。
立ち読みといわず、ぜひ全巻(といっても4巻)買ってください。
絶対、とはいいませんが後悔させません。
by arukakat (2005-10-02 18:08)
★Norryさん、お読みになった3冊の内容は覚えるというか、なんというか、そんな内容ですよね…。私も数年後まで覚えているかどうか…。
★norinoriさん、さくらさんが思わず笑えるエッセイを書けるのは、我々の生活や日常に散見されることだからなんですよね。目で見ると面白くないことが、文字で読むと面白く感じることがあるのを教わった気がしています^^
★水郷さん、ええ、マルクス・エンゲルスは本当に純粋だったのだと思いますよ。あの理念も恐らくそうでありましょう。マルクスはギリシャ哲学を題材にして卒論のテーマを書いていたはずです。キリスト教の腐敗やそれに利用された哲学に純粋な故に失望してしまったのかもしれませんね。惜しむらくは東洋哲学に対する知識が十分でなかったことでしょうか。その意味で共産主義理念は完成していないものと見ます。いまだこの地球上で彼らの理念が成功しているところを見たことがありませんし。
★arukakatさん、ご紹介ありがとうございます。arukakatさんがそこまで仰るならば買ってみようかと思います。そうしたら感想を書こうと思います^^
by 参明学士/PlaAri (2005-10-03 16:12)