タイトルなんて…特にないですね。 [明士の日々]
間延びしてしまっているブログ更新ですが、何かやっと書けました(苦笑)。
「新しいもの」も増えてきているので紹介したいのですが、PCクラッシュやら、予定が詰まったりで落ち着いて作業できない日々が続いておりました。考えてみれば、落ち着くのを待っていたらいつまでもできないだろうというわけなんですが…^^;
さて、今日の話題です。
チリで大地震が起きたようですね。ハイチの復興もそうですが、被災された方が一日も早く「日常」を取り戻されることを願うばかりです。日本政府もいち早い支援体制を組んでもらいたいと思います。日本も地震大国ですので、あの怖さは良く知っている国民ですよね。私も北海道では随分と大きな地震に遭って怖い思いをしました。水は止まる、もちろんトイレも困る。脳裏に浮かぶのは近所の人たちと協力し合ったことですね。
ハイチを見ても「危機が訪れれば世界各国が団結する」ように見えますが、平素からそのような協力意識はあって欲しいですよね、国家の利害ばかりを説き回るのではなく。
ところで、我が家ではテレビがないので、旬のオリンピックもネット上の動画をチラ見する程度です。私が今回感銘を受けたのは「女子・フィギュアスケート」でした。金メダルに輝いたキム・ヨナ選手。あの小さな両肩に韓国の多大な期待を背負ってきたのでしょう。どれほどの重圧であったか。想像するだけで身震いします。
その緊張感の中で、「完全」とも言える滑り。見事でした。浅田真央選手も日本の期待を背に受けてまさに「薄氷を踏む思い」も抱きながらの滑りだったのではないでしょうか。未来ある2人は「良きライバル」として観る者に感動を与え、そして当人たちにとっては互いを高め合う存在として認め合うのではないでしょうか。
オリンピックでは若者がその命をかけて、情熱と努力と血と汗と涙を燃やし続けています。そして彼らを支える多数の支援者、コーチ、監督、チーム、トレーナー、国民がいます。競技の勝敗だけではなく、その生き様に思いを致すならば、観る者にとっても学ぶところは大きいと思います。
そう、彼らのみならず、自分もまた、この人生を、一日を、完全燃焼していくのだと!
ハイチ、そしてチリの大震災は、まさに我等この島国の住人群にとっては、決して対岸の火事などではなく、わが身に引き当てて考えるべき問題といえます。
驚くべきことに、日本人は古くから地震を経験しているに関わらず、何故か備えについては非常に甘いきらいがあるようです。その証拠に、例えば学校の校舎における耐震or免震工事の施工も、思ったより進んでいないところがあるそうです。
鎌倉時代、あるいはそれ以前の頃から大きな地震を体験しているはずなのに、のど元過ぎれば暑さを忘れる、の諺のように、大きな災害に遭遇しても、時間がたてばその恐怖を忘れてしまいがちなのがなんとも残念なところだろうと思えます(特に関東大震災以来、巨大な地震を経験していない東京都民はそうした傾向が強い。一応耐震&免震対策は進んでいるところもあるそうですが)。
北海道は十勝沖の大地震と大津波、私たち在京の者にとっても、まだ記憶に残っているところです。関東や阪神・淡路の例を引くまでもなく、インフラから何から全てが根底から破壊され、それゆえに我々は困窮し、破壊されたインフラなどの復旧に大変な時間を要するのは、何時、何処でも変わらないようです。
オリンピックは世界中の人々に確かに多くの感動と喜び、希望を与えてくれたと思います。フィギュアでは国家の重圧と国民の大きな期待を背負いつつ、そのプレッシャーに打ち勝ち、パーフェクトの演技を見せてくれたキム・ヨナ選手の精神力には私自身も頭が下がります。
国家の思惑に関わらず、五輪に参加する若者たちは、まさにありったけの情熱と血と汗、そして涙をほとばしらせつつ、この二週間、若い命を燃やして戦っているのですね。我々も本当に彼等に負けぬよう、命を燃やして生きていきたいですね!
by 銀鏡反応 (2010-03-01 19:02)
実は、オリンピック、チラ見もしてないんです。
そして、チリでの大地震は、次の日の昼に、
津波情報が出ていて知った次第です。
さすがに、これは世間の情報を見なさすぎかなぁ・・・。
日本でも、毎日のように小さな地震が起きてるんですよね。
備えが甘い日本人になっています。んー、どうしたもんか。
by サァファイヤ (2010-03-01 22:38)
先のタヒチの地震についで、チリの地震、大変なことになってますね。
連日、ニュースでは現地の惨状を伝えるとともに、治安の乱れを伝えています。本来なら、現地の復興の手助けをするための警察などは、商品を略奪する暴徒を鎮圧するために借り出されているとか。
その際に使用する催涙弾が、現地復興のボランティアの活動まで妨げていると言います。
物資の略奪に加わった人たちが「仕方ないのよ! 私たちには何もないんだから!」と声高に叫んでいる様子がテレビに映っていましたが…いくら非日常的な状況だとは言え、悲しいです。こういう状況だからこそ、みんなで助け合わなければいけないはずなのに。阪神淡路大震災はじめ、日本の大地震のときは決してこんなことはなかったですよね。
オリンピック。参加したすべての方たちに金メダルを差し上げたいです。(^^)
いろいろ物議を醸した側面もありましたが、多くの方々は全力を尽くすべく頑張っていらっしゃいました。
輝く笑顔も素敵でしたが、今回、私は実力を出し切れずに涙した方々の姿にたくさんのことを学んだ気がします。
みなさん、すでに次のオリンピックを目指しているご様子ですが、今は帰ってきた方々に「お疲れ様でした」の言葉をお送りしたいです。(^^)
by kyao (2010-03-02 05:44)
★銀鏡反応さん、大地震が起きると人間は往々にして「無力を知る」などと言われますよね。自然の所為、確かにそれは人間にとって如何ともしがたいものであることは事実です。
北海道出身の私にとっても、いまだに地震の備えが適切かというと、まだまだそうとは言えませんね。ただ、「グラっと来たらどうするか」という脊髄的反応はあるんです。
それは、「扉を開けよ」ということです。揺れを感じたら何よりも先に脱出路の確保が必須です。地震時に出入り口さえ確保出来れば、余程の大地震で建物ごと潰れてしまう以外であれば命を保てる可能性は高くなるでしょう。軽度の地震でも出入り口が歪んでしまって出られなくなる恐れはありますから、何としても出入り口の確保を最優先させるべきであると思います。
>オリンピック
昨日、閉会したようですね。TVを持たないものですから結果ばかりを見ているような感じですが、人間が身体・精神能力を最大限に発揮して、自己を競わせあう姿に我が身が奮い立たされる想いがします。
世界共通ルールに則った上で、より高く、より早く、より正確に、より前へと、各国の選手が「向上・最上」を目指す一大イベント・オリンピック。人類が生んだ「行事としての世界遺産」とも言えるのではないでしょうか。
★サァファイアさん、もしかして私と同じく「TVを持たない人」なのでしょうか??現代的情報に疎いのは私も全くその通りで、ドラマのことも、スポーツのことも、芸能界のことも、相当程度に無知です(笑)。かと言って、実生活で困るほどのことってないんですよね。
>地震の備え
銀鏡反応さんへのレスでも書きましたが、もしグラっと来たら、「扉を開けて脱出経路の確保」を急いでください。後は非常時の水を備蓄することが優先度高いようですよ。
★kyaoさん、ハイチ・チリでの大地震、北海道で直撃の大地震を受けた身として他人事とは思えません。一刻も早い安定と復旧・復興を願うばかりです。
>治安の乱れ
一体、何が治安を左右するのでしょうね。確かに日本は阪神淡路大震災のような非常時すら、社会的混乱を呈するほどの治安の乱れは見られませんでしたよね。むしろ、献身的な救援活動と地元民の連帯の姿が脳裏に浮かびます。
一方で政府の初期対応が遅れたことは痛烈な批判の的になっていましたが…(苦笑)
ともあれ、人種・国家・国民・イデオロギー・宗教性・風習・経済力・文化などで、いざという時の「治安」の良し悪しを判断するのは早計だとは思うのですが、やはり、こういうニュースに接するのは心苦しいことですよね。報道されている異常事態は「全体のうちのわずかなこと・例外的事例」であって欲しいと、どこか祈るような気持ちも抱きます。
>オリンピック
そうですね。選手の皆さんには本当に「お疲れ様でした」の声を贈りたいと思います。何も国家の代理戦争のような「争いのため」に世界が集っているのでは決してありません。競技結果がいかなるようなものであれ、4年に一度の大舞台に自己の集大成をかけて臨んだ姿そのもので、我々に感動と勇気と情熱を与えてくれたことに心から感謝したいと思うばかりです。
by 参明学士 (2010-03-02 18:26)