ケータイを拾うと…。 [人間社会]
仕事が遅くに終わった。
よたよた帰り道。ケータイを拾った。
どうしよう。無視?ネコババ?連絡? でも、今は朝2時…。
ケータイ社会をこんな時に感じた。何故?
それはケータイには色々な人の連絡先が入っている。
落とした人が機種変しても、そのデータは回復できない。
届けなきゃ。
あくる朝、「母ちゃん」とかいてある電話帳にそのケータイでTEL。今時、「母ちゃんかぁ」…。
かからない。…(電話)止まってる…。もう無視するか?
いや、あきらめるな。自分のケータイでかけよう。落とした本人は困っているに違いない。
「母ちゃん」が出た。恐ろしく驚いていた。「あなたのお子さんのケータイを拾いました」と、私。
「大変、申し訳ありません」と、「母ちゃん」。
息子にすぐ連絡をとりますと「母ちゃん」
2分後に私のケータイがなる。
「よく考えたら、息子とのやりとりはケータイしかなくて、連絡とれないんです…」
ケータイ社会がひっそりと笑っていた。
ちょっぴり、落とされたケータイを愛おしく感じた…。
自己レスです。
警察に届けた後、なんと落とし主から「お礼の荷物」が届いてました。
不在票があったのですが、まだ受け取れていません。
ちょっとした心遣いが、このご時世には深く心に染み入ります…。
by 参明学士/PlaAri (2004-12-07 17:16)
なんだか記事を読んでるうちにとっても暖かくなりました。もし自分が携帯を落としたとしたら参明学士 さんのような人に拾ってもらえたら最高です
by (2004-12-08 10:38)
皆様、nice!、コメントを頂きありがとうございます。
まあゆさん、はじめまして。
>なんだか記事を読んでるうちにとっても暖かくなりました。
かくいう、私も今回の出来事でほんのりと心が温まっています。
今回の方のような礼儀正さと、感謝の心を誰に対しても持っていきたいと感じました。逆に私があるべき「人間の姿」を教わったのかもしれないと、先方に感謝をしています。
by 参明学士/PlaAri (2004-12-09 09:31)